ΕΚ ΤΟΥ ΜΗ ΟΝΤΟΣ

熱い自分語り

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「野望」

 今日はあったけーハリール・ジブラーンのThe Madmanをゴリゴリ訳すっぺかのコーナーです。テクストは洗濯物が凍ったりしないお国のProject Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'Ambition'という作品。風が吹けば桶屋が儲かる理論ですかね。かなりブラックなところを覗かせてて、個人的にすごくお気に入りです。オチが痛快。

 

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【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「色んな顔」

 はいさーーーーいハリール・ジブラーンのThe Madmanをだらだら訳してくんぞのコーナーです。テクストはくらい夜の とばりが消える 朝が来たら ねむりから さめてほしいの 私のProject Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'Faces'という作品。メッチャ難解。本当に難解。一応タテをヨコにして日本語にしてみましたが、その真髄をちゃんと理解できてはいないと思います。これから何度も読んで、折に触れて改訳してけたらなあと思いますです。

 

 

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秋山晟『空になる青』――うつくしい子供

力強く、もろく、
素直じゃないけどストレートな
君たちの交わす言葉は、
一歩離れて見ている私たちには
痛く、でもやっぱり、
どうしてもあたたかい。

内側に、光るクラックを
包んでいる透明な結晶を
ひとつ、いただきました。

 

芦奈野ひとし「青の子供達」*1

 

*1:秋山晟『空になる青』、講談社、1996年、228頁。

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【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「戦争」

 月曜で死にそうだけどハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳すぜのコーナー。提供は不滅の英雄Project Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'War'という作品。タイトルも含め、何とも恐ろしくおぞましい内容です。でも、このおぞましさはこの世の中では決して珍しいものではないのでしょう。

 

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【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「柘榴」

 日曜の夜にハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳しちょたるだぜよのコーナーです。テクストはお目目の恋人Project Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'The Pomegranate'という作品。老害の自分語りは良くないねえという内容ですかね。はい、すみません。

 

 

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【歌詞和訳】I Didn't Know What Time It Was

 リチャード・ロジャースとロレンツ・ハートの黄金コンビが作った数え切れないほどの名曲の一つ。'Manhattan'に並んで、このコンビの最高傑作だと自分は思ってます。若くて何かに夢中になっているときは、今が何時何分かなんて気にしないもの。でも、いざ夢から覚めると、時間やら何やら、色んなことに気付くことがある。そういう状態が普通だし、あるべき姿なんだろうけど、でも、何も目に入らなくなっていた頃がどうにも懐かしくなってしまう。そんな歌ですかね。

 この曲ができたのが1939年。作詞家のロレンツ・ハートはその時44歳。もしかしたら、彼自身の述懐だったのかもしれません。

 

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