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ΕΚ ΤΟΥ ΜΗ ΟΝΤΟΣ

熱い自分語り

秋山晟『空になる青』復刊リクエスト

復刊ドットコムにて、秋山晟の幻の傑作『空になる青』の復刊リクエストへの投票を募っています。是非、一票をお願いします。 www.fukkan.com 作品については以下の記事で紹介しています。 lacondizioneoperaia.hateblo.jp

市民図書館にまつわる自分語り

思えば、これまでの人生で、ずいぶんと色んな道を走ってきた。国道、バイパス、裏道に獣道。靴底や自転車のホイール越しに感じたそれらの道の感触は、俺の中のいちばん深いところに沈み、今もなお、耳をすませば辛うじて聞こえる位の微かな声で、何か楽しげ…

【歌詞和訳】Cliff Richard and The Shadows / Summer Holiday

穏やかな幸せに溢れた曲。自分の中で夏休みっつったら、大江千里のアレかこの曲ですね。いやですね、俺にだって青春満開の夏休みなんてのもありましてね、ダチ公と海に行ったり山に行ったり映画に行ったり楽しかったっすねえ。そういう、たぶん誰もが少しは…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「完全な世界」

なんか久しぶりにハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳してですね、やろうじゃないかというコーナーですね。テクストはみんなのヒロインProject Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは "THE PERFECT WORLD"という作品。この詩集の最後を飾る詩篇です。…

【歌詞和訳】The Mills Brothers / Paper Doll

三次は糞! やっぱ二次元嫁最高! という内容の曲です。これが戦前の曲だっていうんだから、メリケンさんの先見性には目をみはるばかりです。ギブミーチョコレート。ただ、この曲の"I"は俺たち限界オタクみたいに、三次元の女性から見向きも去れないのでフィ…

「地方創生のリアル」の記事を読んで、日本のキリスト教の現状そのものだと痛感した話

Twitterを覗いてたら、こんな記事が話題になっていた。 toyokeizai.net 衰退している地方の中には、有能な若者を自ら排除する構造を孕んだところが多々あり、そのせいで自らの首を締める結果になっていることが指摘されていた。若者に来てほしい、と言いなが…

【歌詞和訳】Blue Lou

アート・テイタムの演奏で知りましたけど、可愛らしくて大好きな曲です。ルーっていうのはルイーズとかルイーザとかの愛称なんだそうで。英米圏のこういう愛称のつけかたってお茶目でいいっすよね。ちなみに、自分の中でのブルーなルーのイメージは『カビリ…

今日という日に、ゴジラについて――あるいは、不幸にも『シン・ゴジラ』が傑作となってしまった件について

ゴー! ゴー! 123 3456345678 ギャー!怪獣サマのお通りだカッコよくなんでも ブッ飛ばせ!ゴーゴー ゴジラは 放射能ミ ミ ミニラも ポーッポーポドッスン ガッタン ドッスン ガッタンみんなこわしてしまうけどごめんよ かんべん おれたちも生きてゆくのは きび…

新海誠『言の葉の庭』――空から降る一億の新海汁

きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。行きたいところ、行くべきところぜんぶにじぶんが行っていない…

【歌詞和訳】Barry Gray / I Wish I Was a Spaceman(宇宙船XL-5エンディングテーマ)

サンダーバードで有名なジェリー・アンダーソンの手掛けた痛快スぺオペ特撮人形劇『宇宙船XL-5(Fireball XL5)』のエンディングテーマを訳してみました。曲を聴いた限りふわーんとした感じの何とも軽快な曲っぽかったのですが、きっちり歌詞と向き合ってみ…

泉図書館にまつわる自分語り

その朝、唐突に学校をサボろうと決めた。確か高校の決まりでは、三分の二以上出席していれば進級・卒業できるはずだった。一日くらいサボっても死にはしない。なら今日はサボろう。そう決めた。 何食わぬ顔で朝食を食べ、何食わぬ顔で弁当を受け取る。まずは…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「与えることと受け取ることについて」

東京じゃない場所で消耗してるけどハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳したっちゃったのコーナーです。テクストはほんがたくさんなフレンズのProject Gutenberg Australia*1です。今回訳したのは'On Giving and Taking'という小品。金持ちほどケチ臭い、っ…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「二人の学者」

ハリール・ジブラーンのThe Madmanをぐひぐひ訳しちゃうんだよねのコーナーです。テクストは我らが兄弟Project Gutenberg Australia*1です。今回訳したのは'The Two Learned Men'という話。お前らぜったい仲いいだろ。 *1:The Madman by Kahlil Gibran

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「賢い犬」

ハリール・ジブラーンのThe Madmanをやーくーすーのーだーのコーナーです。テクストは母なる父なるProject Gutenberg Australia*1です。今回訳したのは'The Wise Dog'という話。自分も割と人のこと内心こうやって馬鹿にしたりするけど、ハリ-ルのおじさんか…

【歌詞和訳】Cliff Richard and The Shadows / Shooting Star(劇場版『サンダーバード』挿入歌)

今日はサンダーバード熱がやばいので勢いに任せてもういっちょ。1966年の劇場版『サンダーバード(Thunderbirds are Go)』から、この曲を訳してみました。サー・クリフ・リチャードのハスキーな声がオラオラな歌詞に超合ってて最高。あと、劇中でのPVも大変…

【歌詞和訳】Barry Gray / Dangerous Game(サンダーバード28話挿入歌)

サンダーバードが死ぬほど好きなのですが、28話の「魅惑のメロディー(The Cham-Cham)」は五指に入るエピソードです。サンダーバードは同じ大英帝国の007の影響で結構スパイものみたいな話が入るのですが、こいつはその中でも屈指の完成度だと思います。特…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「善い神と悪い神」

ハリール・ジブラーンのThe Madmanをホイホイ訳しましょうのコーナーです。テクストは偉大なるProject Gutenberg Australia*1です。今回訳したのは'The Good God and The Evil God'という話。たぶん、神様の間ではあるあるな話なんでしょう。実際、わたした…

若林図書館にまつわる自分語り

家から絶妙な距離だった。自転車で40分くらいだったろうか。橋を二つ越えると、街中なのに緑がやたらに多い場所がひらく。まず目に入るのは長崎屋。それからバイク屋。車屋だったか? 少なくとも、レッドバロンでないことは確かだ。そのまま真っ直ぐ行けば泉…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「草の葉が言った」

なんか久しぶりですがハリール・ジブラーンのThe Madmanをじゃんじゃか訳しちょりましょうのコーナーです。テクストは毎度おなじみぼくらの友だㇼProject Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'Said a blade of grass'という小品。これも永劫回帰って…

イングマール・ベルイマン『秋のソナタ』――瞬間と持続

「ぼく、おとうさんのこと、すごく好きなんだ」「うへぇ!」「……なに、うへぇって」「いやなんとなく」「好きって絶望だよね」 桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』*1 *1:桜庭一樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』角川書店、2009年、53頁。

こいずみまり『ガーデンオブエデン』――再生と暗夜

※以下ではこいずみまり『ガーデンオブエデン』の内容を盛大にネタバレしています。未読の方は回れ右。 ※いつもに増して基地外度が高い記事になってます。怖い人は回れ右。 ※この記事の姉妹編みたいな内容になってます。興味のある方は是非覗いてみてください…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「野望」

今日はあったけーハリール・ジブラーンのThe Madmanをゴリゴリ訳すっぺかのコーナーです。テクストは洗濯物が凍ったりしないお国のProject Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'Ambition'という作品。風が吹けば桶屋が儲かる理論ですかね。かなりブラ…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「色んな顔」

はいさーーーーいハリール・ジブラーンのThe Madmanをだらだら訳してくんぞのコーナーです。テクストはくらい夜の とばりが消える 朝が来たら ねむりから さめてほしいの 私のProject Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'Faces'という作品。メッチャ…

秋山晟『空になる青』――うつくしい子供

力強く、もろく、素直じゃないけどストレートな君たちの交わす言葉は、一歩離れて見ている私たちには痛く、でもやっぱり、どうしてもあたたかい。内側に、光るクラックを包んでいる透明な結晶をひとつ、いただきました。 芦奈野ひとし「青の子供達」*1 *1:秋…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「戦争」

月曜で死にそうだけどハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳すぜのコーナー。提供は不滅の英雄Project Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'War'という作品。タイトルも含め、何とも恐ろしくおぞましい内容です。でも、このおぞましさはこの世の中で…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「柘榴」

日曜の夜にハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳しちょたるだぜよのコーナーです。テクストはお目目の恋人Project Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'The Pomegranate'という作品。老害の自分語りは良くないねえという内容ですかね。はい、すみま…

【歌詞和訳】Memories of You

【北村英治 ☆ Clarinet】 ♪ 北野タダオ & A.J.O =p6= [ HD or &fmt=35] 北村英治マジで愛してる。

【歌詞和訳】I Didn't Know What Time It Was

リチャード・ロジャースとロレンツ・ハートの黄金コンビが作った数え切れないほどの名曲の一つ。'Manhattan'に並んで、このコンビの最高傑作だと自分は思ってます。若くて何かに夢中になっているときは、今が何時何分かなんて気にしないもの。でも、いざ夢か…

記憶と星座

ヨコハマ買い出し紀行ドラマCDオーダー13に入っているGONTITIのa summer’s melody。その歌詞で、自分の一番好きだったところに”to the sand and the sea”というのがあった。この”sea”の後の間に何とも言えぬ余韻があってよかったのだ。しかし、このたびa sum…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「聖なる街」

ようやく金曜だやったぜいハリール・ジブラーンのThe Madmanを和訳したるぜのコーナーです。テクストはいー仕事してますねーProject Gutenberg Australia*1です。本日訳したのは'The Blessed City'という作品。とある男が体験した世にも奇妙な物語。かんっぜ…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「神」

ハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳しちゃりましょうのコーナーです。テクストはいつもオージービーフにはお世話になってますProject Gutenberg Australia*1です。今日紹介するのは'God'という作品。神話的にして甘美な一篇です。実はこいつを訳したのは…

夜更かし気晴らしカントリーマアム

眠れない時には無理に寝ないで、勉強でもすればいいんだ。そう言っていたのは、高校の時の理科の先生だった。伊奈かっぺいをちょっとふっくらさせたような風貌で、ギターが大好きな音楽狂だった。よく授業にギターを持ち込んで、化学や生物の事項について、…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「墓掘り」

明日は休日出勤ですが知らねえわボケクソハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳してやるのコーナーです。テクストはああ日本よりかはずっとましな労働環境なんだろうなProject Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは’The Grave-Digger’という小品。狂人…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「そして、ぼくの喜びが生まれたとき」

富めるときも病めるときもハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳しませうのコーナーです。テキストは我らが英雄Project Gutenberg Australia*1です。今回訳したのは、'And when my Joy was born'という作品。悲しい、悲しいお話です。 *1:The Madman by Kahl…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「ぼくの悲しみが生まれたとき」

ハリール・ジブラーンのThe Madmanをひたすら訳してやろうじゃないかのコーナーです。テキストはいやーいつもお世話になっておりますProject Gutenberg Australia*1でございます。今回訳したのは、'When my Sorrow was born'という作品。『この世界の片隅に…

呉と閖上――『この世界の片隅に』を巡る自分語り

※この記事には『この世界の片隅に』のネタバレとかが満載だと思うので、必ず観てから読んでください。 ※ここに書いているのはあくまで筆者個人の解釈です。間違っていたなら教えて下さい。 ※東北で311を経験した立場から書いていますが、あくまでこれは個人…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「狐」

ハリール・ジブラーンThe Madman和訳。テキストProject Gutenberg Australia*1。作品'The Fox'。超短い。いい。 *1:The Madman by Kahlil Gibran

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「挫折」

今日もじゃんじゃん訳しますよーハリール・ジブラーンのThe Madman和訳コーナーのお時間です。提供はミナミノミナミノ凄い奴Project Gutenberg Australia*1です。 今回訳したのは'Defeat'という作品。こいつにはあたくしちょいと思い入れがあります。ハリー…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「磔刑」

三が日も終わりますが今日も今日とてハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳してきます。テキストは、我らが同胞Project Gutenberg Australia*1です。今日訳したのは'Crucified'という作品。マロン派のキリスト教徒に生まれながらも、ニーチェに傾倒し、独自…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「賢王」

ハリール・ジブラーンのThe Madmanより、今日は'The Wise King'を訳しました。テクストは我らの恋人Project Gutenberg Australiaです*1。とある街に起こった悲劇の話。たぶん、これと同じ悲劇がこの世界のあちこちで起こっているんだと思います。 *1:The Mad…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「別の言語」

新年あけましておめでとうございます。今年も相変わらずハリール・ジブラーンのThe Madmanをこつこつ訳してこうと思います。今年の折り返し地点までには全部訳せると思うので、そっからはまた別の作品を訳してこうと思います。今日のは'The Other Language'…

現実対茶番――第67回NHK紅白歌合戦「紅白対ゴジラ」を雑に振り返る

NHK「私は好きにした、君らも好きにしろ」 #紅白シンゴジ実況— シンゴジ81億おじさん (@hentaikamakiri) 2016年12月31日

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「天文学者」

今年最後の更新っす。ハリール・ジブラーンのThe Madmanをひたすら訳してくシリーズですが、今回はThe Astronomerという小品を和訳してみました。テクストはおなじみProject Gutenberg Australia*1です。大切なものは、全部自分の中にあるという、ありきたり…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「七人の自己」

今日も今日とてハリール・ジブラーンのThe Madmanを訳していきます。テクストは毎度おなじみProject Gutenberg Australia*1です。今回お送りするのは'The Seven Selves'という作品です。七、という数字は、ジブラーンの詩に度々出てきますね。こいつの意味す…

尾崎かおり「ラブレター」――神様のように愛すること

愛は無条件であるとき超自然的である。無条件な愛は狂気(愚かさ)である。 シモーヌ・ヴェーユ『カイエ4』*1 はじめに 少し前に岡田斗司夫の『この世界の片隅に』評を観た*2 。その中で彼は、感動の一番すごい領域っていうのは、泣くことでも笑うことでもな…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「大いなる思慕」

じゃんじゃん行きますよー。ハリール・ジブラーンのThe Madmanのお時間です。テクストは皆大好きProject Gutenberg Australia*1です。今回お送りするのは'The Great Longing'ちう作品です。神話的で壮大ながら、恐らく思春期に誰もが抱いたであろう感情が描…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「いかにして狂人になったか」

今日訳したのは、The Madmanの冒頭を飾る作品'How I Became a Madman'です。順番適当に訳してるので、何でか三番目になってしまいました。気にしない気にしない。 この作品では、表題にもなっている「狂人」がどのようにして生まれたのかが描かれてます。詩…

永遠のことば――志樹逸馬の詩的世界

むかし教会に通っていたとき、ごくごく内輪の会でハンセン病詩人の志樹逸馬について話す機会がありました。せっかくなので掲載します。 志樹逸馬の詩集はこれまで二冊公刊されています。 ・『志樹逸馬詩集』方向社、1960年。 ・『島の四季――志樹逸馬詩集』編…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「眼」

毎度おなじみ、ハリール・ジブラーンの『狂人(The Madman)』のお時間です。子の記事はProject Gutenberg Australia*1の提供でお送りします。今回お送りするのは「眼(The Eye)」と題されたコミカルな小品。愚者の楽園の連中には付き合ってらんねえってお…

【詩和訳】ハリール・ジブラーン『狂人』より「友よ」

レバノン出身の宗教詩人ハリール・ジブラーン(Khalil Gibran)(1883-1931)の散文詩集(たまに普通のいわゆる詩もあるよ)『狂人(The Madman)』(1918)を時間があるときにちょっとずつ訳してこうと思います。テキストはProject Gutenberg Australiaのもの…